どうもめたもんです。
今日は構築を組む時に考えていることの一部を書きます。
SVのポケモンバトル、ランクマッチにおいて、勝敗を決定する要素は大きく二つに分かれています。
1.対戦前の構築作り
2.対戦内容
…当たり前体操〜
そして、今回はその中の構築作りと、対戦内容の中の選出部分についての話です。
まず構築を組む時に考えるのは、「軸」と呼ばれる環境に多く存在するスタン構築に出しやすい、ポケモン単体もしくは2体です。
軸を補強できるように、補完枠を決めます。
そして補完枠は、必ずしも選出する必要はないのです
実際に、僕が前期R2100を超えた構築では選出率10%台のポケモンが2匹も。
それも、サーフゴーと炎オーガポンという環境に多く存在するポケモンです。
補完枠でありながら、
見た目の圧力が高く、
尚且つ並びで型バレせず、
役割を絞って確実に活躍できそうな試合のみに選出する、
という形ですね。
しかし、補完枠というのはもうひとつ影で活躍している側面があるのです。これに気づいてから勝率が一気に上がった気がします
それは、「選出画面での選出誘導」です。
たとえば選出画面でキョジオーンが見えたら、
みなさんご自慢の身代わりor隠密崩し枠ポケモン、投げたくなりますよね。
僕もそうです。
基本選出したいけど、キョジオーンには負ける。しかしおもしろ崩し枠投げると基本選出が崩れる。
つまり、選出をあまりしない補完枠でも相手にかけるプレッシャーは高く、勝敗に左右しやすい側面が高いのです。
ポケモンバトルで勝敗を決める「2.対戦内容」というところのうち、5割は「選出」が占めていると思っています
選出画面で強い補完枠を使うことでその「選出」で大きく相手に差をつけられる可能性が上がります。
いまのは、相手の補完枠を引っ張り出し、選出パワーを落とすというパターンの話です
少し違うパターンもあります
それは、こちらの軸できついポケモンを呼ばないような見た目のポケモンを入れることで相対的にこちらのパワーを上げるという事です
たとえば、こちらのパオジアンは相手のスカーフウーラが重い。
それなら選出画面段階で、じんらいでウーラを縛れるタケルライコを入れ、そもそもの相手の選出率を落とす。
恐らくですが、ウーラの選出率は下がり、相手の第2の軸とかにいる地面枠の選出率が上がりますよね。
つまり、普段あまり選出しない補完枠でも6体並べた選出画面では同等の圧力をかけられるポテンシャルがあるという話
それと、ボックスで自分の6体を並べた時に、自分が対戦相手だったら何を投げるだろう?と考えてみます。
そして次に少し並びを変えて、これなら何が来るだろう?と考えたりします
そのように来て欲しいポケモンが来やすく、来て欲しくないポケモンが来にくくなるようなポケモンで補完枠を取ることで構築全体の勝率に貢献したりできます。
あとは、構築のポケモンの並びをどうするかという話もあります。
1番上にディンルーを置くディンカイサフゴは有名ですが、そういう並びは「匿名性」に特化し、優秀であると言えます。
そうでない並びを使う場合は、相手に型読みされないように並びを他の中身の構築に寄せたり
ともかく、戦う前から勝負は始まっていますね